IRIS/IRIS++ | ゲーム開発プログラミング言語


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コンパイラの使用



概要

IRIS/IRIS++ プログラムはコンパイルという変換プロセスを経てバイト コードにコンパイルされます。コンパイル フェーズでは、各プログラム ステートメントを小さなトークンに分解し、それぞれのトークンを 1 バイトで表します。各バイトには特別な ID が割り振られ (これも 1 バイトで表されます)、仮想マシンが実行時に解析しているコードが指示セット、値またはレジスタかどうかを判断できるようにします。

IRIS/IRIS++ プログラムは IRISC というコンパイラによってコンパイルされます。IRISC はプログラムに組み込める便利なライブラリもバンドルされています。また、IRISC は特別なコンパイル時変換機能を使用して機能を拡張することができます。コンパイル時変換機能の詳細についてはマクロの使用を参照してください。この項では、"Hello, World!" デモのプログラムをコンパイルして表示する環境のセットアップ方法を示します。


環境設定

最初に、ダウンロード ページから IRIS/IRIS++ を入手してローカルの C: ドライブ直下に解凍します。以下のディレクトリ構造が構築されたはずです。


IRIS ディレクトリ構造


iris/bin ディレクトリは IRISC コンパイラ (irisc.exe)、仮想マシン (ulyvm.exe)、Make ファイルを含むすべてのバイナリおよび設定ファイルを格納します。また、data ディレクトリはコンパイルされたコードおよびリソースを格納します。iris/data/script ディレクトリはすべてのソース コード、lib ディレクトリにはバンドルされたライブラリ ファイルを格納します。

コンパイル ソース ディレクトリ (iris/data/script) は仮想マシンの実行バイナリ ディレクトリ構造 (iris/bin/data/script) と同じである必要があります。これは、#include キーワードがコンパイルおよび実行時に同期している必要があるからです。

コンパイラの実行には、Windows 2000 またはそれ以上に .Net Framework (2.0 またはそれ以上) がインストールされた PC が必要です。仮想マシンは DirectX 9 またはそれ以上がインストールされている必要があります。


最初のプログラムを実行

簡単な "Hello, World!" プログラムをコンパイルして仮想マシンで実行してみます。最初に、bin ディレクトリにある make.bat バッチ ファイルを実行してください。出力結果は以下のようになるはずです。


Hello, World!


バッチ ファイルは単純に出力ディレクトリを整頓し、ソース ファイルのコンパイルおよび仮想マシンを実行します。以下に make.bat の内容を示します。


cd C:\
cd C:\iris\bin

del /Q C:\iris\bin\data\script\*.*
del /Q C:\iris\bin\data\script\lib\*.*

irisc C:\iris\data\script C:\iris\bin\data\script

C:\iris\bin\ulyvm.exe

pause

"Hello, World!" が画面に表示されなかった場合、解凍された iris フォルダがローカルの C: ドライブ直下に格納されていることを確認してください。または make ファイルのパスを実行環境にあわせて変更してください。

コンパイラ (irisc.exe) の引数は以下の通りです。


irisc [ソース コード ディレクトリ] [出力ディレクトリ] [-i (中間コードの出力)]